Archive for the ‘シロアリ駆除’ Category

自分で行う際も、まずはどの方法でシロアリを駆除するのかを検討しましょう。
「バリア工法」は効果の現れが早く、比較的安値で済みます。
薬を散布するので体や環境へは十分な配慮が必要ですが、
今ではほとんどの薬剤が安全性の高いものとなっています。

薬剤の効果が現れるまでには時間がかかりますが、巣ごと退治できるのは「ベイト工法」です。
ベイト工法は薬を撒くこともないので、体や環境を害する心配もありません。
しかし、バリア工法と比べると費用は高くなります。
長所や短所は、どちらの方法にもあります。
それを念頭においた上で、自分にとってより良い方法を選んでください。
■建物の点検
自分でシロアリを駆除する場合も、最初に点検を行いましょう。
雨漏りは、シロアリ発生の原因ともなります。
それを放ったままにしておくと、駆除をしてもまたシロアリが発生してしまいかねません。
もしも雨漏りなどがあるようなら、そこの修理から始めてください。
■駆除剤の調達
シロアリ駆除の方法に応じ、薬剤を購入しましょう。
バリア工法・ベイト工法、どちらにもいろんな種類の薬剤があります。
値段だけに捕らわれず、使われている成分や効果などもよく確認しましょう。
また、「社団法人しろあり対策協会」の認定を受けているかどうかのチェックも欠かせません。

 

■薬剤の使用

どの方法を用いる場合も、必ず説明書や注意書きはよく読みましょう。
そして記載されている方法と量は必ず守り、誤った使い方をしないようにしましょう。
バリア工法では、こどもやペットがいる場合は遠ざけておいてください。
市販の薬剤を使えば、自分でシロアリ駆除を行うのも可能です。
自分で駆除をすれば、業者に依頼するよりも安く済むでしょう。
しかし確実にシロアリを駆除するには、やはりプロに任せた方が良いという声が多くあります。
自分で駆除をしてシロアリがいなくなったように思っても、
実は見えないところで被害が拡大していたというケースも少なくありません。
自分の力だけでシロアリを完全に駆除することは、難しいかもしれません。

日本では、アメリカカンザイシロアリも増えているといいます。
アメリカカンザイシロアリは、土壌性のシロアリではありません。
そのため、イエシロアリやヤマロシロアリとは違い、被害を受けた部分に土がないという特徴があります。

このシロアリは湿気の有無に関わらず、木の中だけで生きることもできます。
そのため、天井裏から床下までの全ての木材に被害が及ぶ可能性があります。
また、木製品や家具なども被害を受けることが多いようです。

アメリカカンザイシロアリによる被害は、羽アリの発生で気づくことがあります。
発生時期は6月~10月にかけて、場所は柱・窓枠・天井などとされています。
ただしこの時期にしか発生しないというわけではなく、条件さえよければ1年中発生する可能性があるようです。

また砂粒状の糞が見つかった場合も、アメリカカンザイシロアリが発生している可能性があります。
この糞はバラバラと天井から落ちてくることもあれば、畳の下から大量に見つかることもあるようです。
しかしそれがアメリカカンザイシロアリのものだとはまだあまり知られていないため、
処置を行うことなく被害が拡大してしまうことが多いようです。

今挙げたような糞と思われるものに気づいた場合はアメリカカンザイシロアリの発生を疑い、
早いうちに専門業者に調査を依頼することをお勧めします。
イエシロアリやヤマトシロアリと生態が違うアメリカカンザイシロアリは、駆除の方法も異なります。
アメリカカンザイシロアリを駆除するには、「薫蒸処理」というアメリカでも行われている方法が有効だとされています。
この方法は、家屋全体をシートで覆って密封するという大掛かりなものになります。
そしてそこに、毒ガスを入れて全ての生物を駆除することになります。

薫蒸処理ではアメリカカンザイシロアリのみならず、その中にいる全ての生物が一発で死滅してしまいます。
薫蒸処理を行った後に薬剤の効果が残ることはありません。
そのため処理を施した家に住む分には安心でも、近辺にアメリカカンザイシロアリが生息していれば
再び被害を受ける可能性があります。

再度被害が生じるのを防ぐには、家屋内外の広い範囲に薬剤を吹付けるのが良いとされています。
しかし薬剤を大量に使用するとなれば、今度は人体への影響が心配されます。
その上、たとえ予防をしても、完全に被害を防げるわけではありません。

幸いにもアメリカカンザイシロアリの場合、大きな被害が瞬く間に広がるものではないとされています。
繁殖力も、他のシロアリに比べるとそれほど強いものではないようです。
そのためアメリカカンザイシロアリの発生が疑われても慌てず、早いうちに専門業者に調査を依頼することが大切といえます。

最近では、「ベイト工法」という方法が白蟻駆除に用いられることも増えています。
シロアリには良い餌場を見つけると仲間に教える習性があり、ベイト工法ではそれを上手く利用します。
エサに薬剤を混ぜてシロアリを駆除するので、薬剤を散布することはありません。
またベイト工法は環境に配慮したシロアリ駆除方法であることから、「レスケミカル工法」とも呼ばれています。

ベイト工法の流れと仕組みは、次の通りです。

1.建物の周りの調査。
2.シロアリの餌木が入ったステーションと呼ばれる特殊容器を、等間隔おきにを設置。
3.餌木を見つけたシロアリが仲間に教え、数が増えていく。
4.シロアリが活動しているステーションに、ベイト剤を入れる。
5.シロアリはステーションから巣への帰り道に、道しるべフェロモンを残す。
6.巣の仲間は道しるべフェロモンにつられ、ステーションにたどり着く。
7.ベイト剤を食べたシロアリは死滅する。
8.シロアリの駆除が完了後、新しく巣が作られるのを防ぐための点検監視が行われる。

シロアリを完全に駆除するまでは、約3~6ヶ月を要します。
一つの巣の根絶されても、建物の周りに生息する全てのシロアリが駆除されたというわけではありません。
そのため契約期間中に再びシロアリが侵入してきた場合、その都度駆除が行われます。
ベイト工法の場合、シロアリの状況を確認するため、業者による定期点検が行われます。
回数は業者によって異なりますが、年3~4回であることが多いようです。
既に被害が及んでいる場合は、効果の現われがさらに遅くなる可能性があります。
その場合は、無農薬駆除剤を施工するように勧められています。

 
<ベイト工法のメリット>

・人体に悪影響を及ぼす危険性が極めて低い。
・環境を汚染しない。
・シロアリの巣を根から退治できる。
・薬剤の量が必要最小限に抑えられる。
・異臭がない。
・建物に傷をつけない。
・保証がある。

 
<ベイト工法のデメリット>

・シロアリの巣がすぐに根絶できず、約3ヶ月~6ヶ月を要する。
・バリア工法よりも費用がかかる。
・定期的なメンテナンスが必須。

シロアリ駆除方法の一つである薬剤処理工法は「バリア工法」と呼ばれています。
この方法は名前の通り、土壌あるいは木部に薬剤を散布・注入するというものです。
専門業者で通常用いられる薬剤は、日本しろあり対策協会の認定を受けたものとなっています。

 
<バリア工法の施工方法>

■外回り
玄関のたて枠や庭先の杭、壁面などにドリルで穴が開けられ穿孔され、薬剤が注入されます。

■床下
床下収納庫や床下点検庫から床下に入り、薬剤の散布作業を行います。
どちらもない場合は、新たに床下点検口を作らなくてはならない可能性があります。
その際の費用は、自己負担となることもあります。
床下に仕切りなどがある場合は、人が通れるだけの穴が開けられます。
その際床下強度への支障が心配ですが、最大限に配慮してくれるようです。
また、浴室がユニットバス以外なら真下にもぐることができません。
そのため、土台にドリルで穿孔し、薬剤が注入されることになるようです。
また玄関などの床下がない場所は、土間に穿孔されて薬剤が注入されるようです。
いずれの場合も、薬剤を注入した穴は処理後にキレイにふさがれるのが一般的です。

 
<バリア工法のメリット>

・施行後、シロアリの巣が消滅するまでに時間がかからない。
・薬剤が効いている間は、再びシロアリに侵入される心配が少ない。
・保証がある。

<バリア工法のデメリット>

・家に穴を開けなければならない場合がある。
・白蟻駆除後、薬品臭が気になる場合がある。
・薬剤が目や口に入るなどした場合、健康に悪影響が及ぶ可能性がある。
・浸水や建て替えをしたとき、薬剤が流れ出て環境を汚染する可能性がある。

 

※体や環境への悪影響を及ぼす可能性がゼロとはいえないものの、
今では安全性が高いとされる「ハチクサン」が用いられる場合が多いようです。

この薬剤は蒸気圧が低いため、散布した部分から蒸散することはほとんどないと言われています。
この他の薬剤が散布される場合も、通常はいずれも日本しろあり対策協会の認定を受けたものが
用いられることとなっています。